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手作りジュエリーの工程

手作りのジュエリーって?

ジュエリー製作には、「手作り」「キャスト」「ワックス」「プレス」等様々な技法があります。
キャスティングの技法は100年程の歴史で、日本では20年程前から、主流になっています。
永いジュエリーの歴史では、手作りが主流でしたが、技術の進歩や低価格ジュエリーの量産などで、今では、キャスト枠がジュエリーの約90%を占めています。
海外ブランドのジュエリーも一部の高級ジュエリーを除いて、ほとんどがキャスト枠製品です。
キャスト枠とは、シルバー等の地金で、原型(ジュエリー)を製作し、型抜きをして、鋳型を作り、そこにろうそくのロウのようなワックスを流し込み、ワックス枠を作り、高温で溶かした18金やプラチナ地金を流し込んで(鋳造)、ジュエリーの空枠を製作します。大変な設備と工程を経て完成しますが、大量に同じものを製作すると、コストが安くなります。
ボリュームのあるものや、曲線的なデザイン複雑なデザインのものには、ワックス(ろうそくのロウのようなもの)を直接けずって、キャスト枠を製作する方法もあります。地金の無駄がなく軽く仕上げる事が出来ます。手作りで製作すると、削ったり、打ち出したり、多くのロウ付けなど、より高度な技術と仕上がりよりも沢山の地金が必要になります。
当店のジュエリーは「手作り」で製作しています。
『手作りの工程』のように、板や棒状の地金から叩いたり、伸ばしたり器具は使いますが、全て手作業で行っています。
キャスト枠との違いは、まず地金の強さです。例えば、宝石を留める小さな棒状のプロング(爪)などは、同じような太さに見えますが、手作業で仕上げたものは地金が締まって強くなります。刀鍛冶の工程が良い例です。
着け心地にも、違いがあります。リングの指どおりや着け心地は、文章で表しにくいのですが、「金属なのに、柔らかい」「暖かい」「着けていて気持ちが良い」というお声を頂いています

製作工程

(1)材料:地金
全て、この状態から創ります。

(2)地金→ルビーの石座&爪
のばしたり、丸めたり、叩いてロー付けします。

(3)地金→ダイヤの石座&爪
パイプと呼ばれる丸い筒状のパーツ
角ダイヤ用のパーツは板状から創ります。

(4)地金→リング(腕)
初めから丸い形ではありません!!
板状の地金から創ります。

(5)ルース(裸石)
ジュエリー(枠)に石留めする前の状態。

(6)完成
様々なパーツをロー付けし、ジュエリーの形になります。
宝石を石留めして、完成です!
熟練した職人技で丁寧に仕上げるには約3〜4日程を要します。

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